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Posted by naturum at

2008年12月12日

生きるということ

カルガモは春になると12~15個程度の卵を産みます。

全部を同じ日に生むわけではありませんが、生まれるのはほぼ同時に生まれます。
同時に生まれるように、卵の暖め方を調整するのだそうです。
一度に生まれたほうが、ヒナの生存率が高くなるからです。

カルガモは多くの鳥のように親が餌を運び育ててくれるわけではありません。
生まれてすぐに泳ぎ、自分で餌を獲らなければいけません。

過酷ですが、全てのヒナが育つことはありません。
生まれたヒナのうち、成鳥になり空を飛べるようになるのは、せいぜい2~3羽です。

これが自然の摂理です。
もし仮に、全てのヒナが大人になったなら、水辺はカルガモだらけになってしまいます。

今日、巣の周りを泳いでいる一羽のカルガモを見ました。
ネコに襲われたのでしょうか?・・
どうやら羽が折れているようです。


この鳥を保護し、治療してあげる事は簡単ではありません。
捕まえたくても、泳ぎの達者なカルガモを捕まえるのは困難であり、逆に捕獲のために追い掛け回すことで、体力を奪い、殺してしまう事にもなりかねません。

ただ、元気に生き延びて欲しいと願うだけ。

このような現実を通し、人間が学べる事は多いと思うのです。
カルガモプロジェクトは、単なる動物愛護や、野鳥保護を目的として発足したものではなく、

観察を通じて

強い親子愛 家族愛 仲間意識 生きるということ etc

カルガモの生きる姿を通して、私たちが「家族」というコミュニティー最小単位の意味を考える機会にしたいという思いが込められています。

カルガモプロジェクトは、この一年間の記録をDVD化する事にしました。
ご期待ください。  


Posted by カルガモプロジェクト at 17:47Comments(0)