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Posted by naturum at

2009年06月08日

今日の巣20090608

駅からの帰り道
渚橋の上から何気なく巣を見てみると・・・

あっ!

巣の入り口からカモが!

抱卵中の母ガモか?

と思いきや、

次から次へと、

4羽も出てきました。

良く見ると、体がまだ小さい若鳥のようです。
巣の裏に、親らしき成鳥が2羽います。


この騒ぎに人も集まってきました。
みんなカモの事を見ているんですね。

どうやら以前産まれたヒナが親と一緒に遊びに来たようです。
巣の中では、母ガモが卵を抱いていたはず・・・・

ヤンチャな近所の子供達の乱入に、さぞかし驚いたことでしょう。  


Posted by カルガモプロジェクト at 21:26Comments(0)

2009年06月08日

カモプロ・フィールドワーク

平成21年度のカモプロの定期活動は
フィールドワークとミーティングを毎月1回ずつ開催することになりました。

昨日は第1回目のフィールドワーク開催
全部で8艇のカヤックを出して休息所の清掃と人工浮島の観察を行いました。


天気が良くて、とっても気持ちが良かったです晴れ

巣の観察テーマは、カモの出入り口観察です。

これは、今年の1月に巣のリフォームを行ったときの画像。
カモが大部屋を好むということが判ったので、南側の部屋の壁の大半を取り除きました。

この後、4月に右の赤い円の部分に巣をつくり7羽のヒナが誕生し
現在は、左の赤い円の部分で別の親が卵を温めています。


出入り口は、ぎっしりと生えた草の根の部分にトンネルが空いているので判ります。
(赤い円の部分)


岸から数メートルしか離れていないので岸からでも見えますが、カヤックで近づいて見るとリアルでドキドキできます。


休息所はブラシでキレイにします。
これが意外と重労働テヘッ


みなさん、お疲れ様でした。
24日のpm7:00から港区の総合支所B1会議室でミーティングを行いますので、お時間ある方は御参加宜しくお願いします。  


Posted by カルガモプロジェクト at 11:42Comments(0)

2009年06月08日

カルガモプロジェクトの生い立ち その3

平成19年12月15日に設置したカモの巣。
(正確には巣を作ってもらうための水上草地)



設置してから日に日に雨や波で
土が水を含んで重くなり沈んでいきました。

このままでは転覆の恐れもあると思った僕たちは
巣の裏に浮力体を追加で入れる事にしました。

用意したのは、20Lのポリタンク9個!
(新品ではなく、プールなどに入れる塩素が入っていた廃品を区から頂いてきた物です)
20Lのポリタンクは、理論上、約20kgの水を排水するわけですから浮力も20kgあるはずです。
つまり全部で180kgの浮力を追加する作業を行います。





一つ一つ、20kgの浮力があるポリタンクを全体重で沈ませて、巣の下に運び固定していきます。



重労働です!



1つ1つポリタンクを入れるごとに、巣は浮かび上がってきます。
巣の側面で、黒くなっている部分が今まで沈んでいた部分。


浮力調整は、この後、更に2回行いました。
現在、巣の下にはぎっしりとポリタンクが敷き詰められた状態になっています。  


Posted by カルガモプロジェクト at 09:54Comments(0)

2009年06月06日

カルガモプロジェクトの生い立ち その2

2007年に区の住民参画事業としてスタートしたカルガモプロジェクト

頭の中にあった
運河の上に浮かぶ野原を作ってカルガモの巣にしたい・・・・
という漠然としたアイデアはあっても、
具体的にどのような構造にしたら良いのか???

木に吊るす鳥の巣箱は数多くの成功例を基にしたノウハウの蓄積があります。

しかし、カルガモの巣に関しては
前例が存在しないということがわかりました。

ニューヨークのハドソン川に墜落した旅客機の事故原因とも言われるバードストライク
水辺に作られる事の多い空港建設時には鳥の生態調査は欠かせないのだそうです。
国土交通省には水鳥の専門家がいらっしゃいました。

港湾空港技術研究所 桑江朝比呂さんをお招きしてアイプラでWSを開催!

桑江さんからは、前例がないから、参考にするべきものは無いけれど
自分達でカルガモを観察し、データーを集め、工夫し、適切な方向を導き出していくことは
それ自体が研究であり、大きなチャレンジなのだと背中を押して頂きました。

そして、前例がないのだから、成功すれば世界初だとも!

草を植えても、運河は海だから海水で草が枯れてしまうかも知れない・・・
揺れる浮島で巣作りをするかどうか・・・

すべてはチャレンジです。

基本レイアウトは頭にあったのですが、間仕切りをどうするかは皆で相談して決めました。


1)半分の面積を占める大部屋
2)残りの半分の面積の中部屋
3)中部屋を更に半分にした小部屋が2つ

全部で4部屋

製作は、区から地元工務店に依頼してもらいました。
そして、待望の納品日!

不思議な物体が田町駅前のスポーツセンターに運ばれてきました。



裏側-オレンジ色の物体は発泡スチロールの浮力体です。


白い紐のようなものは給水シート。
草が枯れないように水を吸い上げるために取り付けました。

・・でも、そんなモノは必要ないと後でわかるのですが・・・

トラックに積んで、


高浜水門横にある東京倉庫運輸さん(屋上にヘリポートのある倉庫)の護岸から海へ


船に引かれてどんぶらこ


ミナモ桟橋で500kgの土と荒川で採取してきた草を植えます。

ゴミ袋に5袋ぎっしり採ってきたのに、植えるとまばらにしかなりませんでした・・・


東京都の許可を受けた水域にアンカーで固定します。

芝浦アイランドのエアタワーのエントランスホールをバックに


このまま、春を待って、カモが巣を作るのを待つだけ・・・
と思っていたら

大問題発生!

計算上は、底に取り付けた浮力体の力で浮き上がる予定だったのですが
500kgの土が水を吸って、どんどん重くなり島が沈んできてしまったのです!!


オーマイガー!

僕たちは悩みました。

引き上げれば、その重みで浮島は壊れてしまうでしょう・・・
浮力体を底に取り付けるには、誰かが潜って取り付けるしかない・・・

2007年12月30日の事でした。

つづく  


Posted by カルガモプロジェクト at 10:21Comments(0)