2008年05月26日
カルガモ観察日誌20080526
実はこの数日、あまりのショックに観察日誌のアップが止まっていました。
すみません。
御存知の方もいらっしゃるとおもいますが、カルガモの人工巣で生まれた5羽の子供たち。
カラスや猫に襲われて20日までに3羽減り、

21日の台風で1羽溺れてしまい、ついに1羽だけになってしまいました。
芝浦カルガモ人工巣で生まれた初めての子供。
最後の一羽だけは、無事育って欲しいと心から願います。
今まで餌付けは家畜化に繋がるという声を尊重し避けて来ましたが、やはり体力の無い子供の頃は餌をあげても良いのではないかという気持ちが、ヒナの死骸を見るたび強く湧き上がってきます。
子供の頃は長く泳いでいられないから、疲れて陸に上がった瞬間に猫やカラスに襲われてしまうのです。
また、栄養価の低い藻ばかり食べていると、成長も遅く、外敵に襲われる期間も長くなります。
野良猫に餌をあげる人達がいます。
僕がやろうとしているのは同じ事なのかもしれません。
野生の生き物と付き合っていく事の難しさを痛感しています。
すみません。
御存知の方もいらっしゃるとおもいますが、カルガモの人工巣で生まれた5羽の子供たち。
カラスや猫に襲われて20日までに3羽減り、

21日の台風で1羽溺れてしまい、ついに1羽だけになってしまいました。
芝浦カルガモ人工巣で生まれた初めての子供。
最後の一羽だけは、無事育って欲しいと心から願います。
今まで餌付けは家畜化に繋がるという声を尊重し避けて来ましたが、やはり体力の無い子供の頃は餌をあげても良いのではないかという気持ちが、ヒナの死骸を見るたび強く湧き上がってきます。
子供の頃は長く泳いでいられないから、疲れて陸に上がった瞬間に猫やカラスに襲われてしまうのです。
また、栄養価の低い藻ばかり食べていると、成長も遅く、外敵に襲われる期間も長くなります。
野良猫に餌をあげる人達がいます。
僕がやろうとしているのは同じ事なのかもしれません。
野生の生き物と付き合っていく事の難しさを痛感しています。
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16:11
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2008年05月21日
カルガモ観察日記2008/05/19

18日の早朝、水辺では、最初に生まれた5羽のヒナが仲良く母ガモと一緒に泳いでいました。
次に生まれた12羽のヒナの親子は餌場の上で休息中。


1,2,3、・・・・10
あれ?
何度数えてもヒナが10羽しかいません。
カラスに襲われてしまったのでしょうか・・・
たった1日で2羽も・・・
カラスの気配がすると母親は鳴いて子供を呼び寄せます。

そして、大急ぎで自分の羽の下にヒナを隠します。

いつまでも怖がっていたら生きていけません。
たくさん食べて、体力をつけないと!
危険が去ったら、お食事タイム。
お母さんの後ろにみんなついて行きます。

でも・・・
3羽だけ・・・

勇気をふりしぼって

がんばれ!
PS
21日の朝8時40分~9時15分の特ダネというフジテレビの番組で、カモプロの紹介をさせていただく事になりました。
お暇な方は、どうぞ。
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00:00
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2008年05月20日
カルガモ観察日誌2008/05/18

17日の朝6時に観察に行くと、母親と5羽のヒナは巣から離れ運河に浮かんでいました。
めちゃんこ可愛い!

人工巣で誕生した最初の子供たち!
がんばって大きくなって欲しいものです!
そして、ふと餌島を見ると、一羽の親鳥が休んでいます。

でも、ちょっと妙に膨れているような・・・・
しばらく観察を続けていると・・・

親鳥の下からゾロゾロとヒナが出てくるではありませんか!

全部で12羽

どこで生まれたの?
と思っていたら、人工巣へ移動。

しかし、カラスの攻撃を恐れてか、巣の中へは入ろうとしません。
(現在、カルガモプロジェクトでは、カラス対策を考え中です)
とりあえず、この子供達が人工巣で生まれたならば、巣の中には12個の割れた卵の殻があると思われます。
午後に、「カルガモ見守り隊」の仲間と一緒にカヌーを出して人工巣のチェックに行きました。

佐藤親子

山崎さん


そっと、近づきます。

げっ!


親ガモがいる!

カモフラージュとはよく言ったもので、本当に近づかないと解りません。
じっとしているのは、卵を抱いているからでしょうか?
しかし、親子が巣立ったあと、すぐに入り込んで卵を産むとは・・・
人工巣は猫に襲われる心配がないためでしょうか・・・
人工巣、大人気カモ

抱卵後、卵が孵化するのは4週間後!
みんなで見守ってあげましょう。
運河にはドラマがいっぱい!

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2008年05月19日
カルガモ観察日誌2008/05/17
子供が生まれた翌日(5/16)の観察です。

朝から5羽の子供達と母親は巣の回りに付いている海苔を熱心に食べていました。

母親が巣に戻っても、やんちゃな2羽の子供は巣に戻ろうとしません。

すると、カラスがやって来ました!

カラスはカルガモのヒナを食べてしまう天敵です。
ヒナが危ない!

すると、母親が全ての子供を引き連れ、巣から出てきました。

母親は子供の盾になって、カラスを威嚇します。
カラスは巣の中に入って来ますが、水が苦手なので浮かんでいる限り安全です。
ヒナが襲われるのは、陸に上がった時なのです。
カルガモは、一度に12個ほどの卵を産むと言われていますから、この5羽の子供達には、もっと兄弟がいたのかも知れません。
カルガモのヒナのうち、大人になれるのは通常2~3羽ほどです。
巣の近くで唯一僅かながら残っている土の護岸の茂みの中にもヒナを襲おうと待ち構えている天敵がいました。

猫です。
芝浦には野良猫がたくさんいます。
カルガモが陸に近づく瞬間を狙って猫は潜んでいるのです。
その日、カラスは何度もヒナを狙って襲い掛かっていました。

ここで発見した事があります。
カルガモは巣作りも子育てもメスが行い、オスは子供を作るとオス同士で群れを作り安全なところに行ってしまう。
完全な母子家庭。
それが、定説でした。
巣作りも手伝わず、子育てもせず、遊んで暮らすオスのカルガモ。
カルガモのように生きたいなんて言ったら、最低の男って事に・・・
しかし、芝浦のカルガモは違いました!
子供と母親がカラスに襲われている時、一羽のオスがやってきてカラスを威嚇したのです。
う~ん・・・
パパガモくん、ちゃんと離れた所から、母親と子供を見守っているじゃないの!
「定説」は芝浦のカルガモのオスには当てはまらないようです。
でも、カラスを追い払ったあと、巣までついていきましたが、巣には入れてもらえませんでした・・・・
芝浦運河にはドラマがいっぱい!

朝から5羽の子供達と母親は巣の回りに付いている海苔を熱心に食べていました。

母親が巣に戻っても、やんちゃな2羽の子供は巣に戻ろうとしません。

すると、カラスがやって来ました!

カラスはカルガモのヒナを食べてしまう天敵です。
ヒナが危ない!


すると、母親が全ての子供を引き連れ、巣から出てきました。

母親は子供の盾になって、カラスを威嚇します。
カラスは巣の中に入って来ますが、水が苦手なので浮かんでいる限り安全です。
ヒナが襲われるのは、陸に上がった時なのです。
カルガモは、一度に12個ほどの卵を産むと言われていますから、この5羽の子供達には、もっと兄弟がいたのかも知れません。
カルガモのヒナのうち、大人になれるのは通常2~3羽ほどです。
巣の近くで唯一僅かながら残っている土の護岸の茂みの中にもヒナを襲おうと待ち構えている天敵がいました。

猫です。
芝浦には野良猫がたくさんいます。
カルガモが陸に近づく瞬間を狙って猫は潜んでいるのです。
その日、カラスは何度もヒナを狙って襲い掛かっていました。

ここで発見した事があります。
カルガモは巣作りも子育てもメスが行い、オスは子供を作るとオス同士で群れを作り安全なところに行ってしまう。
完全な母子家庭。
それが、定説でした。
巣作りも手伝わず、子育てもせず、遊んで暮らすオスのカルガモ。
カルガモのように生きたいなんて言ったら、最低の男って事に・・・
しかし、芝浦のカルガモは違いました!
子供と母親がカラスに襲われている時、一羽のオスがやってきてカラスを威嚇したのです。
う~ん・・・
パパガモくん、ちゃんと離れた所から、母親と子供を見守っているじゃないの!
「定説」は芝浦のカルガモのオスには当てはまらないようです。
でも、カラスを追い払ったあと、巣までついていきましたが、巣には入れてもらえませんでした・・・・

芝浦運河にはドラマがいっぱい!
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06:33
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2008年05月18日
お待たせしました。
塩分濃度が低いとはいっても運河は海です。
海水に浮かべた営巣の草が枯れないか心配していましたが、渡り鳥のキンクロハジロやホシハジロが北の国に帰って行ってから、カルガモの人工営巣の緑はいっきに増え、立派な草むらになっていきました。

ここで、皆さんにお詫びしなければいけません。
実は、4月の中ごろから気になっていた事をお伝えしていませんでした。
巣のスロープの一部が、いつ見ても濡れていることに気がついたのです。
草も一部不自然に倒れているような気がします・・・

観察を続けていた4月18日の夕方
巣から滑り落ちるように一羽のカルガモが出てくるところを発見しました!

翌日も、翌日も、同じく薄暗くなる時間になると、カルガモは巣から出てきて、15mほど離れた桟橋近くまでいっきに移動すると、そこで糞をします。
そして、待っていた雄と2羽で餌を食べに行きます。
この行動パターンが続きました。
5月14日の夕方。
定期便となった巣からの出入りを観察するため、待っていたのですが、親鳥はなかなか巣から出てきません。
暗くなっても観察を続けていると、なにやら巣の草むらの影から、ネズミのような小さなものが見えたような・・・
もう暗くて見えないので
翌朝、行ってみると

子供が生まれていました。
全部で5羽!
1時間ほど巣の回りで餌を食べて、巣に戻っていきます。

世界初の試み。
カルガモの人工営巣の成功です。
人工的な公園の池の草むらに巣を作ったりするのは珍しい事ではありませんが、最初から巣として設計し設置したものは他にありません。
この1年間は試行錯誤の連続でした。
カルガモの親子は愛情あふれるドラマがいっぱい。
一緒に観察しませんか?
カルガモプロジェクトでは、一緒に観察したり、設営を考えたりしてくれる仲間を募集しています。
待ってます!
芝浦港南地区総合支所
地区政策課 地区政策担当
電話:03-6400-0013
ファックス:03-5445-4590
メール:sk-kuminnokoe@city.minato.tokyo.jp
海水に浮かべた営巣の草が枯れないか心配していましたが、渡り鳥のキンクロハジロやホシハジロが北の国に帰って行ってから、カルガモの人工営巣の緑はいっきに増え、立派な草むらになっていきました。

ここで、皆さんにお詫びしなければいけません。
実は、4月の中ごろから気になっていた事をお伝えしていませんでした。
巣のスロープの一部が、いつ見ても濡れていることに気がついたのです。
草も一部不自然に倒れているような気がします・・・

観察を続けていた4月18日の夕方
巣から滑り落ちるように一羽のカルガモが出てくるところを発見しました!

翌日も、翌日も、同じく薄暗くなる時間になると、カルガモは巣から出てきて、15mほど離れた桟橋近くまでいっきに移動すると、そこで糞をします。
そして、待っていた雄と2羽で餌を食べに行きます。
この行動パターンが続きました。
5月14日の夕方。
定期便となった巣からの出入りを観察するため、待っていたのですが、親鳥はなかなか巣から出てきません。
暗くなっても観察を続けていると、なにやら巣の草むらの影から、ネズミのような小さなものが見えたような・・・
もう暗くて見えないので
翌朝、行ってみると

子供が生まれていました。
全部で5羽!
1時間ほど巣の回りで餌を食べて、巣に戻っていきます。

世界初の試み。
カルガモの人工営巣の成功です。
人工的な公園の池の草むらに巣を作ったりするのは珍しい事ではありませんが、最初から巣として設計し設置したものは他にありません。
この1年間は試行錯誤の連続でした。
カルガモの親子は愛情あふれるドラマがいっぱい。
一緒に観察しませんか?
カルガモプロジェクトでは、一緒に観察したり、設営を考えたりしてくれる仲間を募集しています。
待ってます!
芝浦港南地区総合支所
地区政策課 地区政策担当
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08:16
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2008年05月02日
2008年04月02日
春満開
3月29日土曜日
空は見事に晴れ渡り、お台場の海の向こうには富士山がくっきり浮かんでいました。

東京の水辺には、桜の名所が数々ありますが、どこも満開です。


そんな、春の気配を感じたのか
芝浦運河にいた渡り鳥のカモ達は、大半が北の国へ帰っていきました。
芝浦運河で越冬していた2種類のカモをご紹介。
頭が茶色いのが
「ホシハジロ」

頭が黒く羽が白いのが
「キンクロハジロ」

また冬になれば、遠いシベリアからやってきます。
その時までに、今より運河がキレイになっていたらいいね。
がんばろう!
ところで、渡り鳥と違って、一年中いるカモがカルガモです。
カルガモは、4月から8月にかけて、草むらに巣を作り、5~10個程度の卵を産み、子供を育てます。
物の本によると、カルガモとは昔、「黒ガモ」と呼ばれていたのだそうです。
クロガモがなまって、カルガモになったのだそうで・・・
(ちょっと無理があるような気もしますが・・・)
さあ、産卵のシーズン到来です。
カモプロで作った人口巣をカルガモのカップルは気に入ってくれるでしょうか?

カモくん、かも~ん
空は見事に晴れ渡り、お台場の海の向こうには富士山がくっきり浮かんでいました。

東京の水辺には、桜の名所が数々ありますが、どこも満開です。


そんな、春の気配を感じたのか
芝浦運河にいた渡り鳥のカモ達は、大半が北の国へ帰っていきました。
芝浦運河で越冬していた2種類のカモをご紹介。
頭が茶色いのが
「ホシハジロ」

頭が黒く羽が白いのが
「キンクロハジロ」

また冬になれば、遠いシベリアからやってきます。
その時までに、今より運河がキレイになっていたらいいね。
がんばろう!

ところで、渡り鳥と違って、一年中いるカモがカルガモです。
カルガモは、4月から8月にかけて、草むらに巣を作り、5~10個程度の卵を産み、子供を育てます。
物の本によると、カルガモとは昔、「黒ガモ」と呼ばれていたのだそうです。
クロガモがなまって、カルガモになったのだそうで・・・
(ちょっと無理があるような気もしますが・・・)
さあ、産卵のシーズン到来です。
カモプロで作った人口巣をカルガモのカップルは気に入ってくれるでしょうか?

カモくん、かも~ん

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09:00
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2008年03月27日
お手入れ

最近の運河で見られる光景
これは運河の底に溜まった泥を浚渫(しゅんせつ)しているのです。

大量の泥をパイプで吸いだしたり、パワーシャベルで掘ったりして出た泥は、台船に乗せて沖の埋立地に運んでいきます。

浚渫が終わった場所で行われている、覆砂(おうさ)という作業。
砂をパワーシャベルで撒いています。
このように底に溜まった泥を取り除いた後は砂を敷いて微生物による自然浄化を促します。
運河の水がもっともっとキレイになったらいいね

ところで、天気も良いので、プロジェクトメンバーと荒川の川原までカモの巣に植える草の採取に行ってきました。


さっそく植えます。

いい感じ!
緑の浮島です。
カルガモ君!
準備OKっだよ~ん!!
今月号のベイアップにも載っておりますが、カモプロお手伝い頂ける方や、興味があって情報が欲しい方、大募集中です!
連絡先はこちら
港区 芝浦港南地区総合支所
地区政策課 地区政策担当
電話:03-6400-0013
ファックス:03-5445-4590
メール:sk-kuminnokoe@city.minato.tokyo.jp
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02:53
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2008年03月21日
心配事
沈没した桟橋と船はその日のうちに引き上げられ、オイルフェンスで囲まれていました。
しかし・・・

付近の運河には油が浮いてます。
この油は、水と空気の間に層を作り、空気中の酸素が水に溶けるのを邪魔してしまうのです。
水の中の生き物が、酸素不足で死んでしまわないか心配・・・
あと、カモたちも、粘度の高い機械油が体に付くと、油にゴミなど付着して体が乾きにくくなり、体温を保ちにくくなってしまいます。
この事故があってから、この付近のカモが少なくなってしまいました。

餌台に乗っているのはホシハジロだけ。
キンクロハジロやカルガモはいません。
浮き巣を見ると

浮巣は5つの間取りで構成されています。
この中の一番大きな部屋の隅で・・・

ホシハジロです。
隅っこで、じっとしています。
これがカルガモだったら抱卵の可能性が高いのですが、ホシハジロは渡り鳥なので、日本で卵は産みません。
もう少し暖かくなったら北の国に帰って巣を作り子供を生みます。
このホシハジロは休んでいるだけでしょう。
しかし、集団行動を基本とするカモが仲間と離れて一羽でじっとしているのは弱っている可能性が高いと思われます。
油で体温が奪われ弱ってしまったのでしょうか?
心配です。
しかし・・・

付近の運河には油が浮いてます。
この油は、水と空気の間に層を作り、空気中の酸素が水に溶けるのを邪魔してしまうのです。
水の中の生き物が、酸素不足で死んでしまわないか心配・・・
あと、カモたちも、粘度の高い機械油が体に付くと、油にゴミなど付着して体が乾きにくくなり、体温を保ちにくくなってしまいます。
この事故があってから、この付近のカモが少なくなってしまいました。

餌台に乗っているのはホシハジロだけ。
キンクロハジロやカルガモはいません。
浮き巣を見ると

浮巣は5つの間取りで構成されています。
この中の一番大きな部屋の隅で・・・

ホシハジロです。
隅っこで、じっとしています。
これがカルガモだったら抱卵の可能性が高いのですが、ホシハジロは渡り鳥なので、日本で卵は産みません。
もう少し暖かくなったら北の国に帰って巣を作り子供を生みます。
このホシハジロは休んでいるだけでしょう。
しかし、集団行動を基本とするカモが仲間と離れて一羽でじっとしているのは弱っている可能性が高いと思われます。
油で体温が奪われ弱ってしまったのでしょうか?
心配です。
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08:26
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2008年03月13日
沈没

3月11日の朝、カモの巣を見に行ったら、船が走り回り、なんだか緊迫した気配。

赤いパトランプを回転させた海上保安庁の船

東京都港湾局の船

水面浮遊ゴミを回収する清掃船まで登場!
原因はコレ(。_。)q


古い桟橋が沈没し、舫ってあった船が転覆し沈んでしまったのでした。
桟橋に置いてあった大量の木材や冷蔵庫など大型のゴミが付近の海面に散乱し、船のエンジンからオイルも流れ出して水面に漂っています。

芝浦西運河には古い桟橋があり、使われていないと思われる船も多数見受けられます。
老朽化した船が沈むと、オイルが流れ出したりして環境に影響が出るので心配です。
Posted by カルガモプロジェクト at
07:42
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2008年01月16日
カルガモの巣設置(その3)

巣を設置してから1ヶ月
このところ餌場の上でカモが休んでいるのをよく見かけるようになりました。
(まだ餌はあげていません)
頭が茶色いカモは冬にやってくる渡り鳥で「ホシハジロ」といいます。
通年運河に住んでるカルガモはアイランドができてから芝浦運河周辺から激減してしまったのですが、なんと、先週2回ほど、カルガモのカップルが巣の草むらに入り込んでいるのを見かけました。
巣の下見にでも来ていたのでしょうか?

期待大です!
鴨くん、カモ~ン!

設置して1ヶ月経ち、巣に植えた草が枯れないことが判ったので、追加採集に行きました。
草を採る場所は荒川河口の水辺。
ここに生えている草は、日ごろ海水を浴びているので塩分に対して耐性があるのです。

背が低く柔らかい草と、背が高く身を隠すのに適したヨシの2種類を採取。

土の付いた株ごと採ってきているので、植えるというよりは置くだけで大丈夫。
いい感じになってきました。

昨年、下に追加で入れた浮力体が動いてしまったのか、巣が斜めになっているので、明日また潜って調整することになりました。
寒空の下、運河に潜る

こんなにがんばっているんだから
春には巣を作ってほしい!
ひつこくもう一度

鴨くん、カモ~ン!

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10:59
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2008年01月12日
カルガモの巣設置(その2)!

高層マンションが立ち並ぶ「芝浦アイランド」
写真中央にある洋館はエアタワーのエントランス
その前に浮かぶ不思議な物体
平成19年12月15日に設置したカモの巣は、翌日以降もセッティング作業が続きます。

この巣、よ~く見てみると・・・

雨や波で土が水を含んで重くなり、当初の予想より沈んできています。
そこで、巣の裏に浮力体を追加で入れる事にしました。
用意したのは、20Lのポリタンク9個!
(新品ではなく、プールなどに入れる塩素が入っていた廃品を区から頂いてきた物です)
20Lのポリタンクは、理論上、約20kgの水を排水するわけですから浮力も20kgあるはずです。
つまり全部で180kgの浮力を追加する作業を行います。

潜ってくれたのは株式会社ジールの加藤さん。
プロのダイバーです。

一つ一つ、20kgの浮力があるポリタンクを全体重で沈ませて、巣の下に運び固定していきます。

重労働!

1つ1つポリタンクを入れるごとに、巣は浮かび上がってきます。
水が染みて黒くなっていた部分が浮かんだ部分。

あとは、カモ君が気に入ってくれるかどうか・・・・
カモ君!カモ~ン!

これからも、草を追加したりしながら見守っていきたいと思います。

「カモの巣つくりプロジェクト」は港区在住、在勤の方々のご参加を募集しています。
みんなで草を植えたり、カモを観察したりしながら、運河の自然観察をしませんか?
<お問い合わせは>
芝浦港南地区総合支所
地区政策課 地区政策担当
電話:03-6400-0013
ファックス:03-5445-4590
メール:sk-kuminnokoe@city.minato.tokyo.jp
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03:01
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2008年01月11日
カルガモの巣設置(その1)!
ご覧になった方も多いかと思いますが、ついにカルガモの産卵床となる巣の設置が行われ、現在、浮力調整などセッティングが行われています。
それでは、ここまでの経過のご報告です。
海面を利用するには、許可や運河利用者の理解など実に多くのハードルがあり、それをクリアするために港区の担当の方が行った努力は実に大変なものでした。
東京都や海上保安庁など関係機関や漁業組合など諸団体への許可や理解を得るため奔走し、最終的に地元の町会や屋形船の方々の応援を得て、やっと設置にこぎつけることができました。
まず最初に、この巣を設置するにあたりご協力頂いた多くの方々に心から感謝申し上げます。
本当は9月に設置する予定だったカルガモの巣が、トラックに積み込まれたのは11月15日のことでした。
2m×2mの巣に、カモが巣に昇降するために70cmのスロープ(スカート部分)が付いています。
設計はカモの巣作りプロジェクトのメンバーが行ったのですが、あらためて実物を見ると、その大きさにビックリ!
道を通る人の誰もが驚いて見上げていきます。

巣の下に付いているオレンジ色の物体は浮力体。
横から見ると、まるで「木造のUFO」って感じです。
巣を上から見るとこんな感じです。

カモくんの好きな場所が広いところか狭いところか判らないので、とりあえず壁で仕切って、5部屋作ってみました。
こちらは巣ではなく、カモくん達が休むために作ったもの。
屋根があり、体が乾かせる浮島を巣の傍に設置します。

巣は田町駅前からトラックに載せられ、五色橋の袂の岸壁から海へ降ろされました。

そこから設置場所までは船で引っ張っていきます。

巣は設置場所近くの桟橋に付けられ、そこで土を盛って草を植えていきます。
カモは草むらに巣を作るからです。
盛った土の量は0,5立米
草は塩分に強い草を荒川の川原から取ってきました。

数百キロの浮力を持たせた設計だったのですが、土と草の重みで巣は予想以上に沈み込んでいきます。

みんな少し不安に・・・・

日が落ちてきたので、とりあえず設置場所まで曳航し、40kgのアンカーで固定します。


曳航したとき、少し巣に水が入ってしまったので、巣はさらに沈み込んできました。
でも、土を盛ってしまった後では、もう重くてクレーンでも持ち上げることはできません。
持ち上げれば、巣は重みで壊れてしまうでしょう。
どうすれば良いのか・・・・
そう、潜って追加の浮力体を底につけるしかないのです。
厳寒の中、水中に潜るお話につづきます。
それでは、ここまでの経過のご報告です。
海面を利用するには、許可や運河利用者の理解など実に多くのハードルがあり、それをクリアするために港区の担当の方が行った努力は実に大変なものでした。
東京都や海上保安庁など関係機関や漁業組合など諸団体への許可や理解を得るため奔走し、最終的に地元の町会や屋形船の方々の応援を得て、やっと設置にこぎつけることができました。
まず最初に、この巣を設置するにあたりご協力頂いた多くの方々に心から感謝申し上げます。
本当は9月に設置する予定だったカルガモの巣が、トラックに積み込まれたのは11月15日のことでした。
2m×2mの巣に、カモが巣に昇降するために70cmのスロープ(スカート部分)が付いています。
設計はカモの巣作りプロジェクトのメンバーが行ったのですが、あらためて実物を見ると、その大きさにビックリ!
道を通る人の誰もが驚いて見上げていきます。

巣の下に付いているオレンジ色の物体は浮力体。
横から見ると、まるで「木造のUFO」って感じです。
巣を上から見るとこんな感じです。

カモくんの好きな場所が広いところか狭いところか判らないので、とりあえず壁で仕切って、5部屋作ってみました。
こちらは巣ではなく、カモくん達が休むために作ったもの。
屋根があり、体が乾かせる浮島を巣の傍に設置します。

巣は田町駅前からトラックに載せられ、五色橋の袂の岸壁から海へ降ろされました。

そこから設置場所までは船で引っ張っていきます。

巣は設置場所近くの桟橋に付けられ、そこで土を盛って草を植えていきます。
カモは草むらに巣を作るからです。
盛った土の量は0,5立米
草は塩分に強い草を荒川の川原から取ってきました。

数百キロの浮力を持たせた設計だったのですが、土と草の重みで巣は予想以上に沈み込んでいきます。

みんな少し不安に・・・・

日が落ちてきたので、とりあえず設置場所まで曳航し、40kgのアンカーで固定します。


曳航したとき、少し巣に水が入ってしまったので、巣はさらに沈み込んできました。
でも、土を盛ってしまった後では、もう重くてクレーンでも持ち上げることはできません。
持ち上げれば、巣は重みで壊れてしまうでしょう。
どうすれば良いのか・・・・
そう、潜って追加の浮力体を底につけるしかないのです。

厳寒の中、水中に潜るお話につづきます。
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2007年11月10日
カルガモ・プロジェクト始動!
第一分科会、最大のプロジェクト
それが
「カルガモの巣つくりプロジェクト」
略してカモプロ
何をやろうと言うのかというと・・・・
高層マンションが立ち並ぶ芝浦アイランド
その、運河に囲まれた芝浦アイランドができる前、あの島は土の護岸に囲まれた緑豊かな森の島でした。
そこでは春になると、多くのカルガモが巣つくりをして産卵し、たくさんの小ガモを引き連れた仲の良い親子を運河のあちこちで見ることができました。

仲の良い親子ガモは、都会の一服の清涼。
カルガモの親子は港区の癒しそのものだったのです。
しかし、コンクリートの護岸に囲まれた芝浦アイランドが出来てからは激減・・・・
なんとか、運河でたくさんの親子ガモを見たい・・・・
東京には1mも、天然の自然海岸は残っていません。
だから、東京で自然環境を取り戻すには、自分たちで造るしか方法はないのです。
そこで、私たちはカルガモが産卵できる浮島を作ろう!
と動き出しました。
「カルガモの巣つくりプロジェクト」の誕生です。
しかし、カルガモの人工巣なんて、調べてみたのですが世界中どこにもありません。
国の鳥類学者の先生をお呼びして、お話を伺ったのですが、前例がないとのこと・・・
前例がないなら、私たちが考えて世界初のカルガモの巣を作ろう!
と、自分たちで設計したのが
コレ(。_。)q
↓

この人口島に草木を植え、カルガモの営巣を夢見る。
巣つくりを、産卵のシーンを、CCDカメラで撮り、ネットで配信して、子供たちの運河デビューを観察する!

春にはカヌーに乗って、水鳥の観察会も開催する予定です。
いっしょにやりませんか?
カルガモプロジェクトは、港区が行っている港区パワーアッププロジェクトの1つ。
他のプロジェクトに参加する義務はありません。
気の向いたとき、時間のあるときだけお手伝い頂ければ結構です。
みんなで、楽しい水辺環境を作っていきましょう。
港区在住在勤のみなさま
ご参加、お待ちしてます(*^_^*)/
それが
「カルガモの巣つくりプロジェクト」
略してカモプロ
何をやろうと言うのかというと・・・・
高層マンションが立ち並ぶ芝浦アイランド
その、運河に囲まれた芝浦アイランドができる前、あの島は土の護岸に囲まれた緑豊かな森の島でした。
そこでは春になると、多くのカルガモが巣つくりをして産卵し、たくさんの小ガモを引き連れた仲の良い親子を運河のあちこちで見ることができました。

仲の良い親子ガモは、都会の一服の清涼。
カルガモの親子は港区の癒しそのものだったのです。
しかし、コンクリートの護岸に囲まれた芝浦アイランドが出来てからは激減・・・・
なんとか、運河でたくさんの親子ガモを見たい・・・・
東京には1mも、天然の自然海岸は残っていません。
だから、東京で自然環境を取り戻すには、自分たちで造るしか方法はないのです。
そこで、私たちはカルガモが産卵できる浮島を作ろう!
と動き出しました。
「カルガモの巣つくりプロジェクト」の誕生です。
しかし、カルガモの人工巣なんて、調べてみたのですが世界中どこにもありません。
国の鳥類学者の先生をお呼びして、お話を伺ったのですが、前例がないとのこと・・・
前例がないなら、私たちが考えて世界初のカルガモの巣を作ろう!
と、自分たちで設計したのが
コレ(。_。)q
↓

この人口島に草木を植え、カルガモの営巣を夢見る。
巣つくりを、産卵のシーンを、CCDカメラで撮り、ネットで配信して、子供たちの運河デビューを観察する!

春にはカヌーに乗って、水鳥の観察会も開催する予定です。
いっしょにやりませんか?
カルガモプロジェクトは、港区が行っている港区パワーアッププロジェクトの1つ。
他のプロジェクトに参加する義務はありません。
気の向いたとき、時間のあるときだけお手伝い頂ければ結構です。
みんなで、楽しい水辺環境を作っていきましょう。
港区在住在勤のみなさま
ご参加、お待ちしてます(*^_^*)/
Posted by カルガモプロジェクト at
09:55
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