2008年12月29日
チェック&クリーンナップ
昨夜の放水で巣がダメージを受けてないかチェックに行きました。

大丈夫そうです。
油の付着も見当たりません。
ホット一安心(*^_^*)
そして、餌島の掃除。
渡り鳥たちが大勢で休むので、掃除をしてもすぐに汚れてしまいます。
週一ペースではダメかも(;一_一)

ピカピカ!

明日はカモプロのメンバーで、巣のリフォームです。
興味のある方は、朝10時にアイランド船着場までどうぞ。

大丈夫そうです。
油の付着も見当たりません。
ホット一安心(*^_^*)
そして、餌島の掃除。
渡り鳥たちが大勢で休むので、掃除をしてもすぐに汚れてしまいます。
週一ペースではダメかも(;一_一)

ピカピカ!

明日はカモプロのメンバーで、巣のリフォームです。
興味のある方は、朝10時にアイランド船着場までどうぞ。
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11:57
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2008年12月29日
油流出事故

暗くなった芝浦西運河周に消防艇が集結し、運河に放水していました!

火事!??

どうやら、芝浦西運河の古い船から油が漏れ広がったのを住民が通報し、油に着火し火災が起きる事を心配した消防署が消防艇を派遣したようです。

カモの巣に海水を放水するのはヤメて!!
もし、巣の中で抱卵している時期だったら
カルガモは確実に巣を放棄してしまいます。
古い船がたくさん係留されている運河では
船からの油の流出事故が頻繁に発生します。
今年の春(3/21)は、古い桟橋ごと作業船が沈み、油が大量に運河に流れ出すという事故がありました。

21/3/2008

21/3/2008

22/03/2008
この事故では、油が体につき体温調節できなくなったホシハジロの死を確認しています。
今回も影響が心配されます。
Posted by カルガモプロジェクト at
03:59
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2008年12月12日
生きるということ
カルガモは春になると12~15個程度の卵を産みます。
全部を同じ日に生むわけではありませんが、生まれるのはほぼ同時に生まれます。
同時に生まれるように、卵の暖め方を調整するのだそうです。
一度に生まれたほうが、ヒナの生存率が高くなるからです。
カルガモは多くの鳥のように親が餌を運び育ててくれるわけではありません。
生まれてすぐに泳ぎ、自分で餌を獲らなければいけません。
過酷ですが、全てのヒナが育つことはありません。
生まれたヒナのうち、成鳥になり空を飛べるようになるのは、せいぜい2~3羽です。
これが自然の摂理です。
もし仮に、全てのヒナが大人になったなら、水辺はカルガモだらけになってしまいます。
今日、巣の周りを泳いでいる一羽のカルガモを見ました。
ネコに襲われたのでしょうか?・・
どうやら羽が折れているようです。

この鳥を保護し、治療してあげる事は簡単ではありません。
捕まえたくても、泳ぎの達者なカルガモを捕まえるのは困難であり、逆に捕獲のために追い掛け回すことで、体力を奪い、殺してしまう事にもなりかねません。
ただ、元気に生き延びて欲しいと願うだけ。
このような現実を通し、人間が学べる事は多いと思うのです。
カルガモプロジェクトは、単なる動物愛護や、野鳥保護を目的として発足したものではなく、
観察を通じて
強い親子愛 家族愛 仲間意識 生きるということ etc
カルガモの生きる姿を通して、私たちが「家族」というコミュニティー最小単位の意味を考える機会にしたいという思いが込められています。
カルガモプロジェクトは、この一年間の記録をDVD化する事にしました。
ご期待ください。
全部を同じ日に生むわけではありませんが、生まれるのはほぼ同時に生まれます。
同時に生まれるように、卵の暖め方を調整するのだそうです。
一度に生まれたほうが、ヒナの生存率が高くなるからです。
カルガモは多くの鳥のように親が餌を運び育ててくれるわけではありません。
生まれてすぐに泳ぎ、自分で餌を獲らなければいけません。
過酷ですが、全てのヒナが育つことはありません。
生まれたヒナのうち、成鳥になり空を飛べるようになるのは、せいぜい2~3羽です。
これが自然の摂理です。
もし仮に、全てのヒナが大人になったなら、水辺はカルガモだらけになってしまいます。
今日、巣の周りを泳いでいる一羽のカルガモを見ました。
ネコに襲われたのでしょうか?・・
どうやら羽が折れているようです。

この鳥を保護し、治療してあげる事は簡単ではありません。
捕まえたくても、泳ぎの達者なカルガモを捕まえるのは困難であり、逆に捕獲のために追い掛け回すことで、体力を奪い、殺してしまう事にもなりかねません。
ただ、元気に生き延びて欲しいと願うだけ。
このような現実を通し、人間が学べる事は多いと思うのです。
カルガモプロジェクトは、単なる動物愛護や、野鳥保護を目的として発足したものではなく、
観察を通じて
強い親子愛 家族愛 仲間意識 生きるということ etc
カルガモの生きる姿を通して、私たちが「家族」というコミュニティー最小単位の意味を考える機会にしたいという思いが込められています。
カルガモプロジェクトは、この一年間の記録をDVD化する事にしました。
ご期待ください。
Posted by カルガモプロジェクト at
17:47
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2008年12月06日
お掃除会
今日はカモプロメンバーでカルガモの巣の大掃除。
芝浦アイランドからNPO海塾のカヌーを借りて準備します。


アイランド桟橋から運河に出ると大きな白い船が

下から見上げると

大きいです!

双胴船です!
青い船の横を通ってカモの巣を目指します。
船の名前はタンゴです。

茶色い船路橋をくぐります。
この橋は昔、都電が通っていた橋ですが、今は人道橋。
橋の路面には、昔の都電の線路がデザインされています。

芝浦アイランド・エアタワーのエントランスホールが見えてきました。

カモたちはカヌーが近づくと逃げてしまいます。

まず、最初に巣のチェック

中はカモたちが草の実を食べる為に踏み荒らしています。

でも、春になれば、新しい芽が出て生い茂るはずです。
そして、餌島と呼んでいる休息所の掃除。

ブラシでゴシゴシ

そして、最後に人が近づいた事で怖がらないようにプレゼントの餌を少しだけ撒いておきます。

巣はピカピカになりました。
芝浦アイランドからNPO海塾のカヌーを借りて準備します。


アイランド桟橋から運河に出ると大きな白い船が

下から見上げると

大きいです!

双胴船です!
青い船の横を通ってカモの巣を目指します。
船の名前はタンゴです。

茶色い船路橋をくぐります。
この橋は昔、都電が通っていた橋ですが、今は人道橋。
橋の路面には、昔の都電の線路がデザインされています。

芝浦アイランド・エアタワーのエントランスホールが見えてきました。

カモたちはカヌーが近づくと逃げてしまいます。

まず、最初に巣のチェック

中はカモたちが草の実を食べる為に踏み荒らしています。

でも、春になれば、新しい芽が出て生い茂るはずです。
そして、餌島と呼んでいる休息所の掃除。

ブラシでゴシゴシ

そして、最後に人が近づいた事で怖がらないようにプレゼントの餌を少しだけ撒いておきます。

巣はピカピカになりました。

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17:32
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2008年12月02日
新顔
カモプロのメンバー中川さんから
高浜運河に現れた新顔のカモの画像が届きました。

コガモのオス・・・かも

ハシビロガモのメス・・・かも
見つけた鳥をデジカメで撮影し、家に帰って鳥類図鑑と照らし合わせながら見つけた鳥のことを調べる・・・
寒い冬に運河沿いの遊歩道を散策する一つの楽しみです。
高浜運河に現れた新顔のカモの画像が届きました。

コガモのオス・・・かも

ハシビロガモのメス・・・かも
見つけた鳥をデジカメで撮影し、家に帰って鳥類図鑑と照らし合わせながら見つけた鳥のことを調べる・・・
寒い冬に運河沿いの遊歩道を散策する一つの楽しみです。
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12:18
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2008年11月24日
潜水ガモ

餌場の周りにホシハジロのオスが2羽やってきました。


ホシハジロは潜水ガモの仲間で、1m近くも潜って餌をとります。

カルガモは餌場の周りに付いた海苔が大好物で、潜って餌を取る事はあまりしませんが、ホシハジロは実に大胆な潜り方をします。
一体何を食べているのでしょうか?

Posted by カルガモプロジェクト at
00:40
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2008年11月18日
下見中!
みなさん「鳥目」って言葉を知ってますよね。
鳥は暗くなると、目が見えなくなるという意味です。
でも、この鳥が暗くなると目が見えないという話しは、全く根拠のないウソなんだそうです。
多くの鳥は夜でも目が見えるそうです。
ちなみにフクロウなんかは完全な夜行性です。
みなさん、カルガモも夜行性だって知ってました?
聞いてビックリ!(@_@;)
まったく知りませんでした。
身近な鳥ですが、
まだまだ、知らないことがたくさんあります。
冬の気配に包まれたカルガモの人口浮巣

巣を見に行ったら2匹のカルガモのカップルが巣の周りを何度もグルグル回っていました。
他のカモが近づくと、2匹が同時にガア~と声を出して威嚇します。
どうやら、巣作りの下見のようです。
「予約済みなのよ!」とでも言っているのでしょうか?

若いカルガモのカップルは、冬に巣の下見をし、3月頃から巣つくりを始めます。
来春はいったい何匹のヒナが生まれるのでしょうか?
楽しみです
鳥は暗くなると、目が見えなくなるという意味です。
でも、この鳥が暗くなると目が見えないという話しは、全く根拠のないウソなんだそうです。
多くの鳥は夜でも目が見えるそうです。
ちなみにフクロウなんかは完全な夜行性です。
みなさん、カルガモも夜行性だって知ってました?
聞いてビックリ!(@_@;)
まったく知りませんでした。
身近な鳥ですが、
まだまだ、知らないことがたくさんあります。
冬の気配に包まれたカルガモの人口浮巣

巣を見に行ったら2匹のカルガモのカップルが巣の周りを何度もグルグル回っていました。
他のカモが近づくと、2匹が同時にガア~と声を出して威嚇します。
どうやら、巣作りの下見のようです。
「予約済みなのよ!」とでも言っているのでしょうか?

若いカルガモのカップルは、冬に巣の下見をし、3月頃から巣つくりを始めます。
来春はいったい何匹のヒナが生まれるのでしょうか?
楽しみです

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16:48
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2008年11月14日
連載中

港区の全世帯と主要五大新聞への折り込み、そして駅の区広報コーナーで無料配布されている港区の情報誌キッスポート
現在、NPO海塾監修の連載コラム

「水辺の生き物研究所」が掲載されています。
パワーアッププロジェクトのカモプロや、生き物のすみか作りプロジェクトと連動した企画です。
一人でも多くの人に、港区の水辺に関心を持ってもらいたい!
そして、一緒に住みやすい水辺を作っていきたい!
カモプロや生き物のすみか作りを一緒にやりませんか?
港区在住以外の方はネットでどうぞ!
第一回 水鳥を観察しよう
http://www.kissport.or.jp/column/waterside/index.html
第二回 芝浦運河に棲む色々な生き物
http://www.kissport.or.jp/column/waterside/index2.html
第三回 秋~冬の鳥を観察しよう
http://www.kissport.or.jp/column/index.html
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17:03
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2008年10月29日
水鳥の学習会のお知らせ

運河にはたくさんの種類の水鳥が棲んでいます。
カルガモのように一年中棲んでいる鳥や
遠いシベリアから冬だけやっている鳥など
カルガモプロジェクトでは、日本野鳥の会から講師を招き
「水鳥の学習会」を開催します。
水鳥の事をもっと知れば、水辺の散歩はもっと楽しくなるはず!
ふるって御参加ください。
受付 10月31日締切
申込 03-6400-0013(地区政策課)
定員 20名先着順
日時 平成20年11月7日 18:30~20:30
場所 港区芝浦3-1-47 リーブラ4F
Posted by カルガモプロジェクト at
09:33
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2008年10月28日
芝浦産トウモロコシ

巣の中に実ったトウモロコシです。
(矢印のところ)
葉っぱが欠けているのはカモが食べた跡。
実は大きすぎたのか、食べられていません。
Posted by カルガモプロジェクト at
18:40
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2008年10月20日
お手入れ2008/10/19

週末恒例のカルガモの巣の掃除です。
天気の良い秋の早朝は、とっても気持ちいい!

今日はカモプロメンバーの中川夫妻とリーダーの3人。
餌島の掃除と給餌は意外と重労働です。
キレイになったら餌の配合飼料を少し蒔いて終了。

餌島の次は、人口巣のチェックと雑草抜き。
巣に生えている草は、餌となる草と、巣作りに適した草だけで構成しています。
んん??
見慣れぬ草が!
これは!トウモロコシだ!
実も付いている!
なぜ????

どうやら餌の配合飼料が芽をだして育ったようです。
実は食べられていませんが、葉を食べた跡があるので残しておく事にしました。
巣の手入れが終わって渚橋の上から巣を見てみると・・・
カルガモが戻って来てました。


解りますか?
南東の小部屋

南西の小部屋

北風が吹くシーズン
カモは南側の部屋がお気に入り!
今年の春は北側の大部屋で産卵が行われましたが
草が生い茂った今シーズンは、南側も期待できそうです!!

Posted by カルガモプロジェクト at
22:50
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2008年09月25日
案内板設置!!
田町駅芝浦口を出て、道の左側を真っ直ぐ歩いていくと、渚橋という橋があります。
その橋の中央部分には、半円形のテラスがあり、小さな展望スペースになっています。
そこに、水鳥の解説と、カルガモの巣の解説を書いた案内板を設置しました!!

カルガモプロジェクトの説明

キンクロハジロ、ホシハジロ、マガモの説明

ユリカモメ、コサギ、カワウの説明

そして、カルガモの説明

カルガモの巣の設計図と説明

私たちの街のバードウォッチングポイント!
ぜひ、見に来てください!!
その橋の中央部分には、半円形のテラスがあり、小さな展望スペースになっています。
そこに、水鳥の解説と、カルガモの巣の解説を書いた案内板を設置しました!!

カルガモプロジェクトの説明

キンクロハジロ、ホシハジロ、マガモの説明

ユリカモメ、コサギ、カワウの説明

そして、カルガモの説明

カルガモの巣の設計図と説明

私たちの街のバードウォッチングポイント!
ぜひ、見に来てください!!
Posted by カルガモプロジェクト at
19:30
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2008年09月25日
お掃除
カルガモの親子は、親子の見分けがつかないほど大きくなりましたが、先月生まれた子供たちが、冬が来る前に体力をつけて欲しいという思いから、巣の清掃と共に給餌を週一のペースで行なっています。

今日の給餌はカモプロメンバーの中川夫妻

来月には、遠くシベリアからキンクロハジロやホシハジロなどの冬鳥が帰ってきます。
4月に北の国に帰り、巣をつくり子育てをし
家族や仲間と一緒に芝浦の運河を目指してやってくる。
何千キロもの旅。
ロマンです。

今日の給餌はカモプロメンバーの中川夫妻

来月には、遠くシベリアからキンクロハジロやホシハジロなどの冬鳥が帰ってきます。
4月に北の国に帰り、巣をつくり子育てをし
家族や仲間と一緒に芝浦の運河を目指してやってくる。
何千キロもの旅。
ロマンです。
Posted by カルガモプロジェクト at
19:20
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2008年09月01日
8月29日

この親子は7月末に生まれた子供たち。
2匹いなくなってしまいましたが、この時期にしては生存率は高いと思われます。
普通、カルガモは4月から5月に産卵し、夏に子供が生まれるのは稀な事です。
でも、稀ではあっても問題という事ではありません。
自然界では、子孫を残すためにあえて時期をずらして産卵を行なう事があるのです。
環境異変や天候不順などで群れごと全滅するような事態が起きたときの保険の為です。
一ヶ月前から2羽減ってしまいましたが、暑い夏にもかかわらず元気に育つ子供たち。
近所の水辺の草むらでは、栄養過多で丸々と巨大化したネコが昼寝をしていました。
いつも、草むらに潜んで、カルガモの親子が岸際にやってくるのを待っています。


歩道のコンクリート上には、干乾びたキャットフードが・・・・

近所にはネコに餌をあげる事を趣味とする方がいると聞きました。
でも、この猫たちは、新鮮な鳥肉をたらふく食べているからか、キャットフードには見向きもしないようです・・・
私たちは、野生動物であるカルガモに給餌するときは徹底的に議論し最小限に留めるよう考え行動しています。
捨て猫に餌をあげる行為。
季節外れに生まれたカルガモの子供に餌をあげる行為。
同じ動物に対する接し方に対しても様々な意見があると思います。
人間の環境に対する責任。
一緒に考えてみませんか?
Posted by カルガモプロジェクト at
23:30
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2008年09月01日
8月26日

8月も後半に入った26日の朝
またまた子ガモが生まれていました!
この子達が飛べるようになるためには2ヶ月の時間が必要です。
秋は台風も来るし、子供たちは冬が来る前に飛べるようにならなければいけません。
カルガモプロジェクトでは、通常よりも遅く生まれたこの子達が無事に大きくなれるよう、毎週一回の給餌を行なう事にしました。
御理解よろしくお願いします。
Posted by カルガモプロジェクト at
23:01
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2008年08月04日
今期最後(?)の子ガモ誕生!
最初の子供が誕生してから2ヶ月
2008年7月28日に、今シーズン最後と思われる親子が誕生しました。
5月に生まれた母子は、巣が気に入ったのか、ヒナが生まれた後も巣を利用していましたが、スズメやカラスなどと違って、生まれてすぐに自分で泳ぐこともエサを採ることもできるカルガモは、生まれると巣から離れ大半の時間を水上で移動しながら暮らすのが一般的です。
水上の方が陸上より安全だからです。
この母子もヒナが生まれるとすぐに巣を離れ、隣の餌場に移動していきました。
生まれたてのヒナは、体力が無いので、母親はまるで卵を抱くようにヒナを抱いて乾かします。
そして、眠るときもヒナを抱きかかえて眠るのです。
これは、外敵からヒナを守る意味もあります。
新しいカルガモ親子が誕生!
夜が明けると、母子はアイランドの西岸にある通称「カニ護岸」の方へ移動していきました。
この先、野良猫やカラスなどの外敵から身を守りながら生きていかなければなりません。
一匹でも多くのヒナが成長になることを願うばかりです。
私たちは、カルガモの巣と餌場を設置しましたが、家畜化につながる過度の給餌や、過剰なカラス対策などは避けたいと考えています。
人工巣を設置後すぐに何羽ものメスが産卵場所に選んだ理由は、水上の巣が陸上の草むらよりも安全だったからです。
私たちは、カルガモ親子の強い家族愛を観察することで、自らの家族の絆を考える機会が出来ればと考えています。
また、身近な水辺に接する中で、水辺環境を考える機会となればとも思っています。
ぜひ、御家族で観察してみてください。
今後、この2ヶ月間に撮った映像を順次、アップしていきますので御期待下さい。
2008年7月28日に、今シーズン最後と思われる親子が誕生しました。
5月に生まれた母子は、巣が気に入ったのか、ヒナが生まれた後も巣を利用していましたが、スズメやカラスなどと違って、生まれてすぐに自分で泳ぐこともエサを採ることもできるカルガモは、生まれると巣から離れ大半の時間を水上で移動しながら暮らすのが一般的です。
水上の方が陸上より安全だからです。
この母子もヒナが生まれるとすぐに巣を離れ、隣の餌場に移動していきました。
生まれたてのヒナは、体力が無いので、母親はまるで卵を抱くようにヒナを抱いて乾かします。
そして、眠るときもヒナを抱きかかえて眠るのです。
これは、外敵からヒナを守る意味もあります。
新しいカルガモ親子が誕生!
夜が明けると、母子はアイランドの西岸にある通称「カニ護岸」の方へ移動していきました。
この先、野良猫やカラスなどの外敵から身を守りながら生きていかなければなりません。
一匹でも多くのヒナが成長になることを願うばかりです。
私たちは、カルガモの巣と餌場を設置しましたが、家畜化につながる過度の給餌や、過剰なカラス対策などは避けたいと考えています。
人工巣を設置後すぐに何羽ものメスが産卵場所に選んだ理由は、水上の巣が陸上の草むらよりも安全だったからです。
私たちは、カルガモ親子の強い家族愛を観察することで、自らの家族の絆を考える機会が出来ればと考えています。
また、身近な水辺に接する中で、水辺環境を考える機会となればとも思っています。
ぜひ、御家族で観察してみてください。
今後、この2ヶ月間に撮った映像を順次、アップしていきますので御期待下さい。
Posted by カルガモプロジェクト at
20:06
│Comments(0)
2008年08月01日
ご報告
前回から1ヶ月以上に渡りレポートが中断してしまったことを、まずはお詫びいたします。
この間に起こったことを時系列に沿って報告させていただきます。
六月の初旬、カモプロ事務局宛に一通の報告がありました。
「子ガモが母ガモとはぐれてしまったようだ」というのです。
まだ親離れする時期ではないにもかかわらず、子ガモは「ピーピー」と
鳴きながら、必死に母親を探して水面を彷徨っていました。

そしてその翌日、衝撃的な通報を受けることになりました。
「母ガモと思われる成鴨の死骸が運河に浮かんでいる・・・」
スタッフが駆けつけてみると、頸部と腹部を何者かに食された無残な姿がそこに浮かんでいました。
肉食系の動物に襲われてしまったようです。
子ガモの安否が気に掛かり探してみると、遠くの水面で一羽泳いでいます。
そこに一羽の雄鴨(恐らく父ガモ)が現れました。
そして、父ガモに誘われるように子ガモは母ガモの死骸に近づいてきました。
暫くの間母ガモの近くを離れようとしませんでしたが、また父ガモに誘われ、帰って行きました。
専門書などによると、雄のカモは子育てを行わないと言われています。
しかし、我々が観察していた父カモは違いました。
母子がカラスに襲われたときも、他のカモに脅かされたときも
必ず飛んできて守っていました。
そして、母親が死んだ後も、別の家族と一緒に生活をする父子の姿を見ることができました。

写真左 2008.6.13撮影
・・・現在・・・
我々が設置した「カルガモの巣」周辺で生まれ育った子ガモたちは、今では一見したところ親ガモと見分がつかない程に大きく成長しています。
この子たちが、伴侶を得て、再び子供を作るとき、私たちの作った巣をりようしてくれるでしょうか・・・・
人工巣で産卵した最初のカルガモの親子は卵が孵化してからもしばらくの間巣を利用していました。
しかし、生まれてすぐに自分でエサを採ることのできるカモの場合、他の鳥と違い、卵が孵化すると巣を捨ててしまうのが通例のようです。
人工巣を調査してみました。
すると、中には草を押しつぶした4つの皿状の産卵床がありました。
この人工巣を使った母親は4羽ほどいたのでしょう。
今年はカメラの設置など行えなかったのですが、来期は小型カメラで観察できるようがんばってみたいと思います。

今、この水域には計30羽程のカルガモが棲みついているようです。
自然界の生態系に人間がどうかかわっていくか、という大きな課題と
これからも真摯に向き合いつつ、今後も彼らの生活を見守っていきたいと
思います。
そして7月も終ろうとするとある日、巣から8羽の可愛いヒナを連れた親子が出てきました!
今期、最後と思われるヒナの誕生です!
つづく・・・
この間に起こったことを時系列に沿って報告させていただきます。
六月の初旬、カモプロ事務局宛に一通の報告がありました。
「子ガモが母ガモとはぐれてしまったようだ」というのです。
まだ親離れする時期ではないにもかかわらず、子ガモは「ピーピー」と
鳴きながら、必死に母親を探して水面を彷徨っていました。

そしてその翌日、衝撃的な通報を受けることになりました。
「母ガモと思われる成鴨の死骸が運河に浮かんでいる・・・」
スタッフが駆けつけてみると、頸部と腹部を何者かに食された無残な姿がそこに浮かんでいました。
肉食系の動物に襲われてしまったようです。
子ガモの安否が気に掛かり探してみると、遠くの水面で一羽泳いでいます。
そこに一羽の雄鴨(恐らく父ガモ)が現れました。
そして、父ガモに誘われるように子ガモは母ガモの死骸に近づいてきました。
暫くの間母ガモの近くを離れようとしませんでしたが、また父ガモに誘われ、帰って行きました。
専門書などによると、雄のカモは子育てを行わないと言われています。
しかし、我々が観察していた父カモは違いました。
母子がカラスに襲われたときも、他のカモに脅かされたときも
必ず飛んできて守っていました。
そして、母親が死んだ後も、別の家族と一緒に生活をする父子の姿を見ることができました。

写真左 2008.6.13撮影
・・・現在・・・
我々が設置した「カルガモの巣」周辺で生まれ育った子ガモたちは、今では一見したところ親ガモと見分がつかない程に大きく成長しています。
この子たちが、伴侶を得て、再び子供を作るとき、私たちの作った巣をりようしてくれるでしょうか・・・・
人工巣で産卵した最初のカルガモの親子は卵が孵化してからもしばらくの間巣を利用していました。
しかし、生まれてすぐに自分でエサを採ることのできるカモの場合、他の鳥と違い、卵が孵化すると巣を捨ててしまうのが通例のようです。
人工巣を調査してみました。
すると、中には草を押しつぶした4つの皿状の産卵床がありました。
この人工巣を使った母親は4羽ほどいたのでしょう。
今年はカメラの設置など行えなかったのですが、来期は小型カメラで観察できるようがんばってみたいと思います。

今、この水域には計30羽程のカルガモが棲みついているようです。
自然界の生態系に人間がどうかかわっていくか、という大きな課題と
これからも真摯に向き合いつつ、今後も彼らの生活を見守っていきたいと
思います。
そして7月も終ろうとするとある日、巣から8羽の可愛いヒナを連れた親子が出てきました!
今期、最後と思われるヒナの誕生です!
つづく・・・
Posted by カルガモプロジェクト at
16:08
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2008年06月06日
報告2008/06/06 その1
この一週間はカモプロのメンバーにとって大変な一週間でした。
いっぺんには無理なので少しずつ報告させていただきます。
人工巣で生まれた子供達のうち、最後に残ったヒナとお母さん。
6月2日、月曜日の朝、2羽は仲良く休息所の上でくつろいでいました。

ヒナ鳥はこんなに大きくなりました。
かわいいです

子供は、岸際の海苔や藻だけでなく、巣に生えたヨシの実も食べれるようになりました。
栄養価の高い食べ物を食べれるようになれば、ヒナはあっというまに大きくなります。

最近は、縄張り争いが頻発するので、観察は毎日行っています。
でも、火曜日は大雨だったので、観察はお休みしました。
そして、水曜日・・・・
大変な事件が起きました。
つづく
いっぺんには無理なので少しずつ報告させていただきます。
人工巣で生まれた子供達のうち、最後に残ったヒナとお母さん。
6月2日、月曜日の朝、2羽は仲良く休息所の上でくつろいでいました。

ヒナ鳥はこんなに大きくなりました。
かわいいです


子供は、岸際の海苔や藻だけでなく、巣に生えたヨシの実も食べれるようになりました。
栄養価の高い食べ物を食べれるようになれば、ヒナはあっというまに大きくなります。

最近は、縄張り争いが頻発するので、観察は毎日行っています。
でも、火曜日は大雨だったので、観察はお休みしました。
そして、水曜日・・・・
大変な事件が起きました。
つづく
Posted by カルガモプロジェクト at
08:34
│Comments(2)
2008年06月04日
子供をかくまう親鳥
人工巣で最初に生まれた親子には、常に遠くからお父さんが見守っていて、カラスがやってくると、ガーとなきながらやってきて追い払ってしまいます。
でも、子供が次々とカラスや猫に襲われて減っていくので、ナーバスになり、次に巣で生まれた親子まで追い出してしまいました。
この親子の父親は見た事がありません。
カルガモの父親は、子育てを見守るものと見守らないものとがいるようです。
見守るといっても、子供にぴったり寄り添うのではなく、1m以上近づこうとはしません。
すこし離れた場所から、いつも見守っているのです。
人工巣から追い出されてしまった、親子の映像。
これはフジテレビさんが映した人工巣のすぐ傍の筏の上で撮影したもの。
生まれたての子供は体温を維持する事が出来ないので、親は気温が下がったときなど卵のように抱いて暖めます。
でも、子供が次々とカラスや猫に襲われて減っていくので、ナーバスになり、次に巣で生まれた親子まで追い出してしまいました。
この親子の父親は見た事がありません。
カルガモの父親は、子育てを見守るものと見守らないものとがいるようです。
見守るといっても、子供にぴったり寄り添うのではなく、1m以上近づこうとはしません。
すこし離れた場所から、いつも見守っているのです。
人工巣から追い出されてしまった、親子の映像。
これはフジテレビさんが映した人工巣のすぐ傍の筏の上で撮影したもの。
生まれたての子供は体温を維持する事が出来ないので、親は気温が下がったときなど卵のように抱いて暖めます。
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2008年05月30日
カルガモ観察日誌2008/05/28

最初に生まれたヒナのうち、最後に残った一羽。
毎日、巣の回りの斜面に付いた海苔を食べたり、お母さんと一緒にカニや虫のいる離れた護岸へ移動したり・・・
見違えるほど、大きくなり、もうカラスもためらうほどの大きさになりました。

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07:36
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